自分は冬山登山を10年以上続けており、冬季には鳥取県の伯耆大山(ほうきだいせん)に必ず登る。伯耆大山とは、日本の鳥取県西部にある標高1,729mの山のことであり、鳥取県および中国地方の最高峰でもある。鳥取県西部の旧国名が伯耆国であったことから伯耆大山、あるいはその山容から伯耆富士や出雲富士とも呼ばれる。2月の半ば、山陰地方で割と雪が降ったので、大山の”鳥ヶ山(からすがせん)”での冬山登山を計画した。今回は後輩の金井(あだ名)と一緒に登る。烏ヶ山とは大山の南東にそそり立つ鋭峰である。中国山地第3位の高さを誇る独立峰で、”山陰のマッターホルン”とも呼ばれている。午前5時に起き、松江から高速に乗り、…