本当に盧水胡について考えるのであればあたるべき先行研究もあるだろうが素人が素人なりに考えるのが本ブログなので、臆せずやる。 盧水胡と言えば匈奴系のイメージが(私には)あるがそれは誰に教わったのか、あるいはWikiに書いてあったのを見たのか。いずれにせよ、その理由のおおともを辿れば、五胡十六国時代の北涼の君主、沮渠蒙遜(368-433)であろう。 沮渠蒙遜は臨松盧水胡人と書かれ、同時にその先祖は匈奴だとも書かれるからだ。だが、月氏系や、羌系などの説もあるらしい。 とりあえずそれは忘れて、三国志の該当箇所を振り返る。が、記事を書いたあとに作った地図を先に載せてしまう。 盧水胡の関連地図(3つの盧水…