神奈川県で一番有名な廃墟と言えばここだろう。 真鶴町にある未成コンクリ物件でグラフィティアートで埋め尽くされた圧巻の場所。もともとは今から40年ほど前に海の見える焼肉店として建設されたのだが、建物完成後に安全上の問題が見つかり、そのまま放置されてしまった物件だ。以上のことから「ブロックアート」「焼肉要塞」などと呼ばれている。 海の見える焼肉店の名は伊達じゃない。 小高い丘から海を望むとかではなく、海のそばの崖だ。文字通り断崖絶壁に沿って建てられている。4階建ての建物は道路から見ると地下に建っていることになる。 内部は昼間でも薄暗く、壁という壁にグラフィティアートが描かれている。 侵食されるエヴ…