1月7日は熊野本宮大社の八咫烏神事です。 正月三が日の間、審問前に飾られた門松で牛王宝印を調整し、祓い清め、祭神の魂を吹き込まれた宝印押しはじめの神事です。八咫烏神事の参列者にだけ配られる白玉牛王を、いつかいただきに行きたいものです。 熊野牛王神符はカラス文字で書かれ、宝印を押した熊野三山特有の御神符です。竃の上に祭れば火災を免れ、門口に祭れば盗難を防ぎ、病人の床に敷けば病気快癒など厄災からお守りくださる御神符と言われます。こうした護符としての利用だけでなく、誓約書としても広く使われました。熊野牛王符に書かれた誓約は神との約束です。破ると天罰を受けるということですね。 静岡県は昔話と伝説が入り…