「絶景かな、絶景かな。春の眺めが値千金とは小せえ小せえ。 この五右衛門には値万両。」ちょうど時は今?! 南禅寺山門の楼上からの満開の桜の絶景を前にして大見得を切る、ご存知、石川五右衛門の名セリフだ。ご先祖の名シーンから始まる本作で、五ヱ門は草履を脱いで客席に正座して、観劇(感激)してる。 そこへヴィランの忍者達が襲うのだが、間が悪いね、五ヱ門は、感動で力100倍になってる時なのよ!!多勢の敵相手に、(舞台上の)山門の楼上や歌舞伎座の屋根の上で、斬鉄剣を手に見得を切るのは、我らが当代五ヱ門だ!作中の歌舞伎座は現在の建物の一代前の姿。 銀座の街並みも広告も、個人的には職場が近かったため何かと目に馴…