その言葉を知ったのは、アルフィーの歌だったろうか。パンデミック以降は、望まなくとも覚えなくてはならない言葉となったので、いまではおそらく幼い子供でも知っていることと想像する。 波打ち際のディスタンス。(水が怖いだけ) バンド活動を若い時からやってきたので、一般的な人よりも、ライブハウスという場所へ行く機会が多かった。過去形なのは、パンデミック以降は立ち寄っていないからだ。少し行かないと、感染症云々よりも、酒と煙草と大きなスピーカーが嫌だったんだなぁ、と気付かされる。上記三つの物は、酔っぱらい、煙、轟音を生み出す。それらが感染症より嫌だ。 二十代の私なら、こんなことを吐かす爺の目の前にギターを叩…