※要:みずいろ日和シナリオ ※推奨:Sister Princess 可憐非血縁 長く伸びたチケット。 その一番下をちぎって、係員さんに手渡す。(なにあの子?) (どうしてひとりなんだろ?) 黄色いチェーンがかけられ、けたたましくベルが鳴る。 北風がびゅんびゅんと鳴る、寒い夜。 大きな観覧車のイルミネーションが、綺麗だった。 ごうん、と大きな音を立てて、コーヒーカップが動き出す。 いっせいに巻き起こる悲鳴と歓声。 ゆっくりと回りだす光と人の波。 そして、一つだけ静かな、私だけのカップ。(ふられたのかしら?) 席の真ん中に備え付けられたハンドル。 回りの声を聞かないように、 思いっきり、回した………