漁民の眼で河口から上流まで俯瞰してみると、じつにさまざまな問題が横たわっていた。 漁民だけの努力で解決できるようなことではない。 そこで県や大学にも相談してみた。返ってくる答えはいつも同じであった。「私の担当ではありません」 役所の仕組みも学門の世界も細分化していて、全体を通してものごとを思考できなくなっていたのである。(畠山重篤『牡蠣とトランク』ワック、2015) こんばんは。今日は午後から年休を取って東京に行き、初任校(三陸海岸沿いの漁師町)のときの教え子に会ってきました。初任のときに教えた当時2年生だった女の子と、3年目に教えた当時5年生だった男の子です。 それぞれ25歳と26歳になった…