積読本の処分メモ - 野田晴彦「分子機械の化学」 積読本を処分するにあたり、ちょっと気になった部分をピックアップしておこう。(情報が古いかもしれない) 遺伝の基本の物質が核酸であるあることが確立すると、生物学は化学と地続きになった。生物を構成する物質は特別なものではあるが他の物質と連続のもので、全く別のものでないことは多くの研究の結果徐々に確立されてきたことであるが、最も不思議な現象である遺伝を担当する物質が核酸であることが証明されると考え方の流れは大きく変わった。化学は既に物理学と連続になっていたから、自然界を一貫して捉える視野が持てることになった。 生命論は、精神世界(宗教/哲学)の議論か…