猫の癌

それと実際に食べるかは別問題。 好きなご飯が出てこないと断固として食べようとせず 美味しいのを出せーとばかりに騒ぎまくる。 いつもと違うものを食べて薬に影響が出ても困るし 好きなご飯には微妙に健康にどうかと思うものが入っているので、今は食べさせたくない。 猫の体を気遣う気持ち、少しでもわかってくれないものか。 そんな事、猫にとってはどうでもいい事なのだろうけれどね。 4日に一度の抗癌剤の日。 今夜も無事に飲み込んでくれたけれど、すっかり拗ねて早くも寝てしまった。 夜のご飯、全然食べないままになっている…どうしよう。 ちゅーる系は興味なし、他社のおやつピューレを少し喜んで舐めるのだけれど 最近舐…

抗癌剤の5回目も無事に完了。 4日おきの投薬には、ようやく慣れてきたらしい。 飲みさえすれば後は何もされないとわかったようで、抵抗はするけれど前のように隠れたままという事がなくなった。 いつでも逃げられる心の準備はしているみたいだけれど、普通にウロウロしているし こちらの顔を見上げてニャーニャー甘えてきたりするし、なんだか普通。 まあ、それに安心して手を出すと逃げる体勢に変わるわけだけれど。 毛がパサついて抜けやすくなっているのは、果たして副作用なのか それとも加湿器が全力で稼働中にも関わらず湿度20パーセント台という異常乾燥のせいなのか。 …大小2台の加湿器が頑張っているというのに、この部屋…

血液検査の結果、抗癌剤の副作用は出ていないけれど ステロイドにかなり反応してしまったようで よく言われる痩せの傾向はないけれど 血糖値が、後ちょっと上がれば糖尿病という ギリギリの状態になっていた。 猫はステロイドの副作用は出にくいらしく ここまで反応する子はあまりいないのだとか。 しかたないので今日明日と減薬して明後日からは中止。残念すぎる。 今までは腎臓と甲状腺の為に1ヶ月半に1回の検査だったのが いきなり2週間に1回になって猫は動揺、機嫌も悪い。 そして私の財布の中身も動揺中。 てか、猫の代わりに財布の中身が激痩せしている…

4回目の抗癌剤投薬完了。 これだけ飲めばさすがに慣れ…るワケがなく、今日も全力の抵抗だったけれど 逃げようとしたり文句は言っても噛みついたり引っ掻いたりがないのは大変に助かる。 終わってしばらくはカーテンの後ろに隠れていても 日課のブラッシングの時間には戻ってきて待っているし、そこまで嫌でもないのか。 17年の間にそれなりの信頼関係が築かれたのだと、少し自惚れてもいいのかな？ 抗癌剤は問題なく飲めているのだけれど、ステロイド錠を混ぜるようになってから 今まで好きだったはずの腎臓サポートのフードを食べなくなった。 無味無臭のはずの薬、もしかしたら猫には何か感じる匂いでもあるのかもしれない。 食べ…

朝からとにかくベタベタ、片時も離れない。 隙あらば膝によじ登るし、昼寝をすれば腹に乗って張り付き 元々甘えん坊の猫が今日は特に激しい。 元気そうには見えるけれど、ただ甘えているだけに見えるけれど もしかしたらどこか苦しくて不安なのか、痛みでもあるのか。 夕べ飲んだ薬が何か悪さをしているのか、考えるときりがない。 いや、どう見てもデレデレの顔だよなあ。 私がいつもよりのんびりしているから、安心しているだけなのかもしれないな。 こういう時は本当に言葉が通じない事がじれったい。 「痛い」の一言だけでも話せるようにならないものか…無理だけれど。 この甘ったれが、保護されてうちに来た頃は敵対心の塊で 物…

手術の夜。 LANAが大腸癌であることが判明したのは、2002年11月初旬だった。 癌細胞を切除して腸を繋ぐ手術をすることになり、その日の夜が来た。 neocats.hatenablog.com 私は会社を早退して、夕方には自宅に到着した。 それから、夜8時30分には病院に着くように準備をした。 暗くなってから病院に行くのは初めてだったからか、不穏な空気に包まれた家の中で、当然、LANAも何かを察知していた。 キャリーに入れる時、大抵は大騒ぎをして抵抗するのだが、具合が悪い時はむしろ自分からササっとキャリーの中に入る。 元々、頭のいい子だったから、無駄なエネルギーは使わないのだ。 しかし、自転…

一日遅れだが、昨日は猫の日だったそうだ。しかも、２０２２年２月２２日。にゃんが六個もある日で、ネコ界隈ではちょっとしたお祭りだった、のかな？ えっと。アライも実はけっこうな愛猫家でした。でした？です？ 今は１０歳になるらくさんがお一人で君臨されておりますが、同居のアニキのとこに所属するらんまる・ポンタというおばあちゃん猫と、飼い主を都合のいい時に変えてるような、黒猫ふくさんの４匹がご存命で。 ある時期、野良猫の子猫が入れ替わりやってきた変な一年がありまして、総勢で１１匹という大所帯になったこともありました。 そんななかでもワタシには一生忘れられない猫がいます。 名前ははなとだいすけ。柄は全く違…