獨

零時過ぎ。 この寒さのピークと、インフル＆コロナ大流行のタイミングである。 稲葉山城に行きたいのはやまやまだが、わざわざ南暴総まで往復してクソ寒い中過ごしたら、体調悪化させても誰も共感してくれまい。というか自業自得もいいところだ。 しかも来週はかなり、ハードモードなのだ。 むしゃくしゃしていた、なんでもよかった(嘘) この週末は、インドア or 安全なアウトドアを心掛けよう。 ということで、手始めに松岡正剛さん追悼号の「ユリイカ」を発注することから、3連休を始めた。 朝。 アラームを切り、目が覚めるにまかせて起きたら、8時だった。 午前中。 横になったら再就寝したみたいで、起きたら11時だった…

〇民族派団体一水会の機関紙『レコンキスタ』に、例年通り新年のメッセージを寄稿いたしました。同誌には、「「月刊レコンキスタ」は、世に阿らず、権力に媚びず、右顧左眄せず、孤高を貫く愛国者の雄叫びである」としています。 他の寄稿者は、鳩山友紀夫元総理、鈴木宗男参議院議員、西田昌司参議院議員など錚々たる面々。鳩山先生、鈴木先生には私の選挙にも応援に来ていただきました。対米自立の繫がりです。私の寄稿した原稿は、下記のとおりです。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 謹んで新春のお慶びを申し上げます。 昨年は国内外で大きな変化の兆しが現れた年となりました。ウクライナとロシアの戦争は終わる兆しを見せず、パレスチナでのイス…

抜き書きから 武内仁雄 梢朱之介「含羞草」 抜き書きから 過日。泉涓太郎が分かったのだから、梢朱之介の正体が分からないはずはない(少なくとも本名くらいは)、という勘のもと、その手立てを考えていたところ、ふいに『鬱金帳』創刊号の奥付を抜き書きしていたことを思い出した。 大正十五年三月五日印刷 大正十五年三月八日発行 編輯兼発行者 東京市外上落合四七八利岡方 武内仁雄 印刷者 東京府下淀橋町柏木三八六 青野即本 印刷所 東京府下淀橋町柏木三八六 使徒行社印刷部 発行所 東京市外上落合四七八利岡方 鬱金帳発行所 ※裏表紙に「大正十五年三月五日印刷 大正十五年三月八日発行」「(毎月一回発行)定価金二十…

この人のこと全然知らない。「暗夜行路」とか難しそうだけどいつか読んでみたい。去年から「小僧の神様・城の崎にて」（新潮文庫）を少しずつ読み進めてるけど、小説を書けない話ばっかりしていてウケる。メタいノリ分かんない(>_<) 「清兵衛と瓢箪」 瓢箪を愛する子どもとそれを良く思わない親の話。中学校のときに国語の授業で読んだ気がする。予め結末が明かされているので、清兵衛の無邪気さがずっと切ない。「涙も出なかつた」とか言っててマジかわいそう。 きっと器用なガキだから絵にしたって高く値がつくくらい大成すると思う。でもそれより先にまたも親の邪魔があって、きっぱり辞めてしまう。次に清兵衛は小説を書くことにハマ…

サン・ラザール驛近くの楽譜店にて 本日はイエズスの御名の祝日(Fête du Saint Nom de Jésus)、巴里は微雨。旅の道づれの相手に疲弊して来た所。醜い「生活」の象徴のやうな女、私は古りし都の歴史に想いを馳せ乍ら、夢うつつに逍遥してゐたいのに、彼女の存在がそれを許しては呉れない。脚が痛い。獨りになりたい。 サン・ニコラ・ドゥ・シャルドネ教会でミサに与る。歌はれたのはキリアーレ第4番"Cunctipotens Genitor Deus(全能の父なる神)"であつた筈、日々愉しいのは、日本で決して歌はれることのないミサ曲を聴けること。我が国のカトリック教会は22年の12月にミサ曲を捨…

●歌は、「妹も我も一つなれかも三河なる二見の道ゆ別れかねつる（高市黒人 3-276）」である。 【二見の道】 「高市黒人（巻三‐二七六）（歌は省略）・・・音羽川にかかった御油橋から東へ〇・二キロほどいった追分（御油町）で道は二つにわかれる。右手（南側）は本海道で新居（あらい）・浜松に向い、左手（北側）は、浜名湖の口もとの今切（いまぎれ）の険をさけて、国境の本坂（ほんざか）峠を越え浜名湖北岸を回って本海道に合する姫街道である。『東海道名所図会』はこの姫街道を『二見道（ふたみみち）』としており、・・・この説をとるものが多い・・・この分かれ道に立ってみると、黒人が妻（おそらく旅先の女）との別れに“あ…

🌿イザナギの命とイザナミの命🌿 【天地のはじめ】 ——世界のはじめにまず神々の出現したことを説く。 これらの神名には、それぞれ意味があつて、 その順次に出現することによつて世界ができてゆくことを述べる。 特に最初の三神は、抽象的概念の表現として重視される。 日本の神話のうちもつとも思想的な部分である。—— 昔、この世界の一番始めの時に、天で御出現になつた神樣は、 お名をアメノミナカヌシの神といいました。 次の神樣はタカミムスビの神、次の神樣はカムムスビの神、 この御《お》三｜方《かた》は皆お獨で御出現になつて、 やがて形をお隱しなさいました。 次に國ができたてで水に浮いた脂のようであり、 水母…

2025年、今年は巳年である。清もまた巳年の生まれで、1893年から今年で12回目の巳年である。 そこで今年初めの記事として、まず自身と妻の干支について書いた随筆「嬶天下」、それから新年にまつわる随筆を数点文字起こしすることにした。冒頭の写真は「嬶天下」に掲載された「大泉黒石夫人の今昔」と題された写真のうちの二枚目の方である(一枚目は玄文社版『俺の自叙伝』口絵のもの)。 2024.1.12 誤字脱字を修正、写真を調整。 書誌情報 嬶天下 『繪踏』の行事 ─長崎と正月と冬─ 蕎麥から寳船まで かつぐ話 軍港ゆうもあ 書誌情報 ・「嬶天下」『婦人画報』270号、東京社、1928年2月、99-101…

萩原朔太郎詩集 3 日は斷崖の上に登り 憂ひは陸橋の下を低く歩めり。 無限に遠き空の彼方 續ける鐵路の柵の背後に 一つの寂しき影は漂ふ。 ああ汝 漂泊者！ 過去より來りて未來を過ぎ 久遠の郷愁を追ひ行くもの。 いかなれば蹌爾として 時計の如くに憂ひ歩むぞ。 石もて蛇を殺すごとく 一つの輪廻を斷絶して 意志なき寂寥を蹈み切れかし。 ああ 惡魔よりも孤獨にして 汝は氷霜の冬に耐へたるかな！ かつて何物をも信ずることなく 汝の信ずるところに憤怒を知れり。 かつて欲情の否定を知らず 汝の欲情するものを彈劾せり。 いかなればまた愁ひ疲れて やさしく抱かれ接吻する者の家に歸らん。 かつて何物をも汝は愛せず…

台湾南部の離島、小琉球で、シュノーケルを楽しんだ。 今回は、楊光獨木舟さんのツアーにお世話になった。 開始時刻の選択肢が広いのと、宿から集合場所が近かったので、シュノーケル（潛水）を申し込んだ。 ウェアやゴーグル、靴など水に入るのに必要なグッズ一式と、保険、写真代込みでひとり2000円くらい。シュノーケル時間は１時間ほどで、ツアー全体の所要時間は１時間半くらい。 集合場所から、シュノーケルスポットの花瓶岩までは、参加者それぞれバイクで行くのだが、私は一人電動自転車で最後尾について行った笑 簡単にゴーグルの着用方法などガイダンスを受けたあと、海に入ると、魚とウミガメがすぐに見えた。 シュノーケル…