日本人はどちらかというと、何事も真面目にやる、一生懸命やることを美徳としてきた面があります。一方で、真面目だからこそ、集団の中で一定の雰囲気に流されて、後で振り返れば全く愚かな行いに走ってしまう面もあるように思います。人はこの世界に生まれ出てから成長するにつれて、徐々に自分と外の世界を分けて認知するようになります。そして、「自分の外側の世界」を変えようとして一生懸命努力して現実を変えていこうとします。でも、最近あちらこちらで言われているように、科学の発展、特に量子物理学の進展にともなって、「自分の外側の世界」の概念が大きく変わりつつあります。中学校の物理学で出てくる分子や原子を、さらに細かくし…