球節の、特に第三中手骨矢状稜遠位のOCDは、跛行の原因となることがあります。 球節内のOCDは多く報告されていて、第三中手または中足骨では矢状稜またはそれに隣接する顆の部分に限られて、欠損しているように見えます。この病変は前肢よりも後肢の方がよく見られるとされています。しかし文献では第三中手骨の病変について記述したものはありません。 若い馬で前肢の球節を原因とする跛行を呈した馬について、X線検査で第三中手骨の矢状稜OCDと診断した症例を集めて、検査所見を回顧的に調査しました。 この調査では、OCDは全ての症例で屈曲した状態での内外像および背掌側像で23関節中21関節において所見が得られました。…