【自宅の一部を改装した店内と、主人の村居彩香さん=三重県鈴鹿市竹野2丁目】 女性理容師の「床屋さん」が、この春、店を開いた。約15年間、三重県四日市市の理容店で技術を勉強し、独立した。最近は、理容師より美容師をめざす人の方が多く、女性理容師が自らの店を開くのは相当に珍しい。小さい時からの難聴で、人と話をすることに苦手意識もあったが、仕事をする中で克服し、今はお客様との会話が楽しいという。 四日市市沖の島町で4代続く川口理容店に1人の女性が弟子入りした。化粧っけのない顔を見て、店主で四日市理容師会の会長でもある川口明宏さん(65)は「男の子かと思った」という。それが、今回、店を開いた村居彩香さん…