藤井風さんは、”きらり”の歌唱ポイントは脱力することだと言っていた。 LAATで“もうええわ”を歌うときも、「一緒に歌って!だるそーに、今にも死んじゃいそうに歌って」みたいなことを言っていた記憶がある。 だいたい、ライブのMCで、「トイレとか我慢しないで行ってや」とか、普通言う? 「立っても座ってもどっちでもええんよ、好きなようにしてや」とか。 観客はライブに行くってだけで既にかなり興奮してるし、風さんだって練習もリハも死ぬほど繰り返して本番に備えたくせに、「力抜いて、ムリしないで」って言うんだよね。 ここに藤井風の美学があるんじゃないかな? 全てを日々の延長上において、あるがままに通り過ぎる…