環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)を重視するESGという考え方の広がりとともに、ESG関連で金融機関が得た収入が40兆円超に増加しているとした記事を読みました。40兆円超の中身は、環境に配慮した融資に関連した収入が多いものの、環境に配慮した債券の発行や運用助言による手数料も含まれるそうです。私は資産運用にESGの考えを導入することは運用実績の追求と両立しないように思われることから疑問であるものの、金融機関が顧客(債券発行の事例で言えば債券の発行体)の同意を得てESGに配慮することは問題ないと思っています。手数料支払に同意しているということは、顧客は手数料支払を上回るメリットを見込んでいる…