急遽、である。 私は市内で仕事なのに。 なのにも関わらず陸王に行きたい、と言う。私は言った。 「歩いて行け。」 と。 そりゃそうだ。何故その為に時間を作らないといけない? 俺はもう少し寝ていたいんだ。仕事には9時に間に合えば良い。 久し振りに寝かしてくれ・・・。 しかし、である。妻の陸王熱は収まる気配が無い。 殺し文句にも熱が入る・・・ってことだ・・・。 「向こう三食分、ラーメン代奢る」 無駄に奮発が入った文言は多少なりとも私の心を動かし、当日7:40には赤い「営業中」の看板を視界に入れる。第一陣が皆帰り、スペースのできた駐車場へ。 おそらくコッテリ塩が食いたかったのであろう妻は「コッテリ✕」…