=全体の感想= 微妙。 泣きゲーを目指した作品なんだと思います、私は泣きませんでしたが。泣きゲーは好きだけど泣かせてやるぜーは好きじゃないんだと思います。 こういった臓器提供、デザイナーベイビーの話で言えば、真っ先に出てくるのは「わたしを離さないで」でしょう。私も昔に読んだきり読みなおしてはいないためはっきりとは憶えていませんが、これとははっきりと異なった作品となっていました。前者は生命倫理と生と性を主題に時間をかけて世界の歪さと登場人物たちの心情を描いているのに対し、本作は残された短い時間を一直線に描いています。だからこそ展開がかなり急で、主人公やヒロインが悩んで悩んで悩んでそして答えを出す…