youtu.be 人は成長過程において「自分とは何者か」という自我を形成する上での不安定期があって、それが思春期や青年期においてアイディンティティ(自己同一性)という形で落ち着くことによって、その後の安定的な成長過程が導かれる。 心理学的に規定する「アイディンティティ」いうのは、こういうことだと思う。 ところが「中年の危機」と言われるように「自分とはこうした者だ」と思っていたのが、とたんその安定形成されたように思われていた自己がグラグラぐらついて、やはり「自分とは何者か」「自分の存在価値とは」というような状況に陥ってしまうことが言われている。 たとえば、とある大学に入り、とある企業なり組織に入…