現役引退を表明し、獲得した4本の世界チャンビオンベルトを手に充実の表情を浮かべる田中恒成=4日、名古屋市中区(撮影・月僧正弥)© サンケイスポーツ プロボクシングの世界4階級を史上最速で制覇した前WBO世界スーパーフライ級王者の田中恒成(29)=畑中=が4日、名古屋市内で会見し、現役引退を表明した。「プロボクサー田中恒成はここで引退することをご報告させていただきます。たくさんの応援、ありがとうございました」と頭を下げた。 近年は網膜剝離を抱えながら闘っていたと明かし「けががすべての原因」と説明した。昨年10月に王座陥落。試合後に両目を手術したが、失明のリスクが残ることから再起を断念した。現在は…