▼佐伯啓思は、「異論のススメ スペシャル」(朝日新聞、2024/6/29)で、プーチンの思想に理解を示し、その熱意を擁護した後(侵略者でも「強烈な歴史意識」があれば評価するようです)、一神教の歴史意識と日本を比較して、次のように述べていました(結論部の文章です)。 「幸か不幸か、われわれの歴史意識は、一神教の世界が生み出した強烈な歴史意識とはまったく違っている。日本の歴史意識の希薄さをわれわれは自覚すべきであろう。と同時に、21世紀においてもなお一神教的世界が作り出した歴史観が世界を動かしていることをも知るべきである。」 ▼このような主張は、「異論」どころか、たびたび聞かされてきました【*1】…