本書へのアプローチ― どのようにしてこのような思想に至ったか 一 なぜ、科学をこれほど持ち出したのか― 本書がどのようにしてできたか 初出版以後の私の軌跡― 野口整体の社会的立脚点を考察する 『病むことは力』初出版(2004年6月22日)直後からは、筆力の余勢を得て、個人指導や活元指導の会に通う人たちに伝えたい内容(初出版執筆を通じて必要と考えたこと)を、一年半の間、情熱のままに書き続けました。 これは、もとより『病むことは力』の内容だけでは、「野口整体金井流」を半分も伝えることができないという思いが、強くあったからです(当会の会報Ⅰ~Ⅳは、この時の文章が基となっている)。 これが終わる頃、『…