プロ野球、パシフィック・リーグの二代連盟歌*1。
(作詞;嶋田富士彦 作曲:中村八大 唄;トランザム)
1976年、太平洋野球連盟(パシフィック・リーグ)は、連盟歌を一般公募する。
応募は5,285通の中から作曲の中村八大*2を審査委員長として厳正なる審査を行い、
当時26歳の嶋田富士彦作「白いボールのファンタジー」が最優秀作品に選ばれ制作された。
トランザムが歌い、1978年3月、ビクターレコードから発売される。
以後、パシフィック・リーグの公式戦の試合前に、各球場で流れることになる。
爽快なメロディーと、ファンの視点から見た歌詞が人気を博し、
パシフィック・リーグファンに永く伝えられてきた。
当初、一番の歌詞は「夕映え染まるスタジアム」であったが、デーゲームの意味を含めた「青空に輝くスタジアム」となった。
2004年の球界再編問題に関して、その存在がプロ野球ファン全体に広まり、
プロ野球選手会が製作し、選手が歌うバージョンがCD化され、ストライキ時に球場を訪れたファンに無料で配布された。
また、セントラル・リーグの連盟歌「六つの星」
(作詞:能丸武 作曲:中山大三郎 編曲:高田 弘 唄:細川たかし)
も1976年に発表されている。こちらの方は最近ではほぼ聞かれなくなった。
現在は、すべてのパシフィック・リーグの球場で、試合開始前にフルコーラスで流れている。
今後もパ・リーグのファンを中心に歌われ、愛されてる歌となるであろう。
(2004.9.22 追記)
ビクターエンタテインメントよりCD-MAXIにて9/30に発売されます。
(シングルレコードでは出ていたがCDでは初)