新装版 白き瓶(かめ)―小説長塚節 (文春文庫) 作者:藤沢 周平 文藝春秋 Amazon 万葉の世界は奥深いからね。 めずらしく、江戸時代じゃない藤沢周平作品。明治からスタート。 地主の息子長塚節、もともと虚弱体質のくせに、友人と競争してごはん8杯食べて体を壊す。 正岡子規の弟子だったのは約2年。 政治家に借金はつきもの。 金を借りたありがたみはすぐに忘れるが、その金を返済出来ずに質草を取られた怨みはいつまでも残って消えないのである。お金を借りるってそれだけリスキーなのよ。。 褒める子規、辛口な伊藤佐千夫。 子規の葬儀でも無作法な佐千夫。 「病気ですよ、政治病。」節の父。政治病、ある気がする…