只今、日本近代文学館では「白秋万華鏡」展開催中です。 やっと行けた白秋展! 今年は北原白秋生誕140年のメモリアルイヤー。本展はその周年記念の展覧会です。 木下杢太郎が白秋の『邪宗門』をして「万華鏡」と評した通り、詩、短歌、童謡、新民謡、出版社アルス創設などなど、まさに万華鏡のような多面体の活動を行った白秋。 本展はその白秋の文学活動を、初期から晩年まで時系列で紹介。装丁にもこだわり抜いた『邪宗門』の構成綴など、新発見資料の展示もあります。 展示室奥に進んで行くと、静かなはずの展示室内でなにやらず~っとおじさんの話声。なんだろうと思っていると、それはなんと白秋の声!自身による自詩の朗読録音が常…