// 相馬市には、「百尺観音」という山肌に彫られた観音像がある。いや、正確に言うと彫ってる途中の観音像がある。 どのくらい前から彫っているのかというと、約90年前に1人の男性が彫り始め、その後に子から孫…というように4代に渡って彫り続けているという壮大なロマンの物語。 でもロマンのひとことでは片づけられないのだ。彫られているのが山肌なので、風雨の影響でどんどん壊れてきている。東日本大震災の影響も大きかった。 なので「"90年分の作業"-"70年分の崩壊"="20年分の完成度合"」みたいなズルッズルの状態なんだ。でも気になる。非常に気になる。 今回は、そんな百尺観音を追いかけた話を執筆しようか。…