皆人の知り顔にして知らぬかな必ず死ぬるならひありとは(みなひとのしりがおにしてしらぬかなかならずしぬるならいありとは) 新古今和歌集 第八 哀傷歌832 慈円 「人は皆、知っているような顔をして知ってはいないのだ。生きとし生けるものは、必ず死ぬ習いであることを。」 人は生を受けた時から死へとまっしぐらに突き進んでいる。 人生は邂逅(めぐり逢い)と別離(別れ)の繰り返しである。 ∴一期一会 〔茶会に臨む際には,その機会は一生に一度のものと心得て,主客ともに互いに誠意を尽くせ,の意〕一生に一度だけ出る茶の湯の会。〔千利休の弟子宗二の山上宗二記にある一期に一度の会とあることによる〕 ★慈円(じえん、…