以前のオフィスは青山一丁目が最寄り駅、今は清澄白河~森下の中間あたりに移転している。そのおかげでだが、それまでは縁の薄かった東京メトロ半蔵門線に乗る機会が増えた。巨大な城だった江戸城の、正門は大手門(今の大手町)だったとする説が多いが、大手門の先は江戸湾。こちらから敵の大群が攻めてくる公算は少ない。むしろ甲州街道から攻めてきた敵軍が、半蔵門に攻めかかるのが普通。そこで裏門に当たる(大手門の別名である)追手門から、反撃部隊を出すのが考えられる戦術だったのではなかろうか。 そんな半蔵門をかすめて皇居の北側を回り込むように、比較的新しい地下鉄が建設されたのが半蔵門線である。 皇居を避けた? 半蔵門線…