空海の風景(下巻)改版 (中公文庫) [ 司馬遼太郎 ]価格: 817 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 真言密教の法統正嫡として帰国した空海。しかし日本では、いち早く帰国した最澄がもたらした密教が、宮廷で評判を呼んでいた。最澄の目的は天台宗だったが、「ついで」に得た断片的な密教が最澄の意図から離れて注目を集めてしまう。そんな折に空海がもたらした真言密教によって、最澄は自らの密教が粗漏であり、密教を学び直そうと考え、空海の門を叩く。実直な人柄に触れた空海は最澄への悪印象を改め、以後両者の親交が始まる。 ところが天台宗の教義を体系化することを優先する最澄は、書や弟子を通して密教の伝法を受けようと…