自分が現実だと思っている世界は本当の世界なのだろうか。本当の世界は別にあって、幻想を本当の世界だと思っているだけではないだろうか。 幻想と本当の世界が入り乱れる、そんな物語が詰め込まれた短編小説が小林泰三先生の『目を擦る女』です。全7編で構成されています。2017年10月31日に電子書籍で販売開始しました! 紙媒体の方では『目を擦る女』の後にそれを再編した『見晴らしのいい密室』という短編小説が出版されています。『見晴らしのいい密室』には『目を擦る女』の下記4編が収録されています。 目を擦る女 超限探偵Σ 未公開実験 予め決定されている明日 この4編については、説得力のある奇妙な論理展開が素敵『…