シソ科 俗にハーブと呼ばれる植物があるが、ハーブに明確な定義があるわけではない。ハーブとはもともと草を意味するラテン語で、現在は薬効のある植物全体を総称している。ハーブの多くは香りの強い、セリ科やシソ科の植物である。 「紫蘇」(しそ)の名は中国の伝説的な名医 華陀の逸話に由来する。その昔、洛陽の若者たちが蟹の大食い競争をして食中毒となり、死にかけてしまう。華陀がこの葉を煎じた紫色の薬を与えたところ、若者たちはたちまち蘇った。そこでこの薬草が「紫蘇」と呼ばれるようになったのである。薬草として用いる場合は、「蘇葉」(ソヨウ)と呼び、抗菌作用があり風邪薬などにも使われる。 ローズマリーは香料として、…