三重・伊勢神宮の日本国旗(写真:丸井 乙生) メルボルン五輪の雪辱を2つ同時に果たすこととなった。 1960年ローマ五輪・体操男子団体で悲願の金メダルを獲得した後、挑んだ個人・徒手(ゆか運動)でも、相原信行は見事2個目の金メダルを獲得した。 56年のメルボルン五輪では、団体・個人ともに銀メダルに終わり、4年間ただひたすら金メダルだけを追い求めてきた。 朝から晩まで体育館にこもり、自身の大技「片手倒立」を極限まで極めた男の執念が実った瞬間であった。 金メダルの数だけ、超人たちのドラマがある。 片手倒立で会場も世界も魅了 O脚はパッドを付けて克服・24時間体操のことを考えた 日本初!両親・子どもが…