世界で一番平均寿命の長い日本。銃器や麻薬などの危険物が実質的に制限され、医療体制や社会保障、その他成熟社会に必要なものが整ったゆえの、総合的な安全・安心社会の構築が成った成果であると誇ってもいい。 しかしこのところの「人生100年時代」のアピールは、少し強すぎるような気もする。先日のTVニュースでも、これを礼賛する番組が組まれていた。穿って考えると「人生100年時代に対応した、新しいビジネスへの応援歌」にも聞こえる。 これが、現在「COVID-19」禍や人手不足によって苦境にある医療介護現場に利益をもたらすものだけなら、僕も文句は言わない。しかし関連産業にもビジネス機会を与えているのも確かだ。…