山田航 「現代歌人ファイル」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 相良宏 bokutachi.hatenadiary.jp うつつなく聞きゐし遠きひぐらしの声は窓べのこほろぎとなる この人は1925年生まれで、1955年に結核で亡くなられているそうです。30歳という若さです。歌は 戦後の代表的な病床詠歌人である。ベッドを中心にした小世界のみで作品が完結しており、描かれる領域はとてつもなく狭い。 と解説されており、ベッドの上から見る世界です。病んで寝ている時間にこれほどの歌を生み出す思考力というか、その生きざまに胸を打たれました。なんというか、想像力っていうのとも…