魅力的に”見える”んだけど、実際使うとなると困るアイテム、というのは台所用品や文具においてしばしば見られる、ようにくまは思う。 ~~塩、なんてその極みだ。抹茶塩とかカレー塩とか、お店で小瓶に入っているのを見るととても魅力的に見えるのだけれど、じゃ実際それを買って使い切るほど天ぷらとか食べるんですか、って話だ。 あの手の塩というのは、多くの場合それ単体でなんにでも使えるといったことはなくて――いや販売側はあれにもこれにも使えると考えているかもしれないのだけれど、こちらがわにそれを汲み取るだけの知識技能がなくて、なんとなし死蔵されがちであるかのように思われる。で、だいたい湿気てカチカチに固まって使…