京都駅の南西に、九条通に面して、よく京都のシンボルのように扱われる東寺五重塔が聳えています。 東寺は、平安京の正門である羅城門の東に建立された官寺でしたが、空海に下賜されて真言宗の根本道場となりました。 正式には「教王護国寺」とよばれ、多くの国宝を有する大寺院です。 東寺の少し西には、「九条御土居」の標識。 京都の町は、豊臣秀吉によって御土居とよばれる土塁で囲まれた城郭都市に改造されましたが、ここはその南端らしい。 標識が立っているあたりから、御土居の外、つまり洛外になるのでしょう。 近くには、「羅城門」のバス停がありました。 平安京のメインストリートである朱雀大路南端にあった羅城門は、平安期…