エコノミストの藻谷浩介さんが以前新聞の書評で「絶賛」していた新書を読んでみました。 今週の本棚:藻谷浩介・評 『日本経済の死角 収奪的システムを解き明かす』=河野龍太郎・著 | 毎日新聞 確かに「なるほど」と納得・共感する箇所ばかりです。特にここ四半世紀、日本の時間当たり生産性は3割上昇しているのに、時間当たり賃金が横ばいなのは、企業収益のうち、企業自身の貯蓄(内部留保)や株主の配当に回される部分が多くても、労働者の賃金として還元される部分が本来の額よりも少ないからで、正規労働者はベアなしの定期昇給で賃金が上がっているかのように錯覚し(本当はもっと上がってしかるべきなのに)、かたや全労働者の4…