去年、角野隼斗というピアニストを知ってから、弾くことだけではなく演奏家や作曲家に関して以前より興味を持つようになった。何が何でも行きたいと思う程ではなかったけれど、カレンダーにショパン展の開催期間をメモしていたら、気を利かせて旦那さんが連れて行ってくれた。 中学生の頃の私はロマンチックな気分でショパンを好きだったような気もする。けれど、それはショパンの事をほぼ知らず「別れの曲」と「子犬のワルツ」程度を聴いて知って、そしてショパンが詩人に例えられることから、勝手にイメージしたショパンだった。中村紘子さんがショパンコンクールで入賞されたことも、ショパンを特に好ましく思わせたと思う。 この頃は、歳の…