みんな大好き、19~20世紀の『ドイツ陸軍』を中心としたドイツ史と戦争の本です。 ドイツ史と戦争: 「軍事史」と「戦争史」 作者:三宅 正樹,石津 朋之,新谷 卓,中島 浩貴 彩流社 Amazon ナポレオン戦争・・・いや、その前のフランス革命戦争あたりから論述されて、ドイツ軍の歴史、ドクトリン、成立史、そして統帥権の独立、軍国主義からナチス・ドイツへ、その崩壊、NATOの構成国へ、という流れを記しています。 ルーデンドルフがクラウゼヴィッツを誤解していたとか、現代の人間も大モルトケを理想化しすぎているとか、そんな記述が目新しかったですねぇ。ただ大モルトケは戦争を外交の延長線上にあるものとみて…