〝もしも神から分離したら〟という考えたことが原因で、 幻想の宇宙が作出された、と僕達は思い込んでいるが、 宇宙が本当に無なのであれば、、 もしも神から離れたら、と考えたこと自体も、 自我の作出だった、ということになる。 そうなのだ。 僕たち神の子は、なんと言っても神の子であるが故に、 もしも神から分離したら、などという馬鹿げた事など、 はなから考えたりなどしなかった。 ていうか、考えることすら〝できて〟いなかった。 「もし神から離れたらどうなるのだろう、などと、 お前はとても罪深いことを考えてしまったのだよ。」 ノーッ! よく考えればわかるが、神と同じ存在である神の子に、 〝もしも…〟などある…