事故死した夫の幽霊と一緒に暮らす主人公のうる波。 彼女はその暮らしを幸せに感じているし とても大切にしている。 また、その幸せが決して世間から許容されるものではなく 脆いものであることも知っている。 愛のカタチや幸せのカタチは人それぞれに違う。 けれどそれが誰からも受け入れられるとは限らない。 だからこそ多かれ少なかれ自分の愛や幸せを守るためには 覚悟が必要なんだろうし、葛藤もあるんだろう。 西島さん夫婦のようにうる波と鹿野君が2人の秘密を守って いつまでも幸せに過ごせることを願いたい。 books.rakuten.co.jp