「縄文ノート194 十津川村の『けずり花』と『山の神信仰」の最後の部分、男性が女神に捧げる「石棒」「イナウ」「けずり花」と、「幣帛(へいはく:大麻(おおぬさ))」「御幣(ごへい)」を同列においていましたが、次のように書き分けました。 以上、引用が多くて恐縮ですが、十津川村の「けずり花」を女神「山の神」に捧げる祭りは、単なる山や巨木の自然信仰ではなく、アフリカ起源で世界に広まった死者の霊(ひ)が山から天にのぼる神山天神信仰(神名火山(神那霊山)信仰)を示しており、その信仰を司る祭神は母系制社会の女神であり、縄文石棒やイナウ(アイヌ)、けずり花(十津川村)、金精様(全国各地)は霊(ひ)の再生を願っ…