SF作家、SF翻訳家、SF編集者、SFアンソロジスト。
1929年2月18日旧樺太・豊原生。
明治大学文学部中退後、56年に早川書房に入社。都筑道夫とともに、叢書「ハヤカワ・ファンタジー」を立ち上げる。
日本最初のSF専門誌『SFマガジン』の初代編集長となり、1960年2月号(創刊号)〜69年7月号(第122号)まで、編集を務める。
だが、『SFマガジン』誌上での座談会での発言で、作家たちと対立し、退社。作家・翻訳家専業となる。
日本SFの草創期における巨人の一人で、海外SFの紹介と共に、多くの作家を育成。星新一、光瀬龍らとも交流が深い(星新一に、ジョン・ウィンダム『海竜めざめる』の翻訳を薦めたエピソードなどがある)。
また、SF童話、SF児童文学(ジュブナイル)の分野にも先駆的な業績を残し、その名を冠した「福島正実SF童話賞」が存在する。
1976年没。