今回の参加者;私、姉、シュガさん いつも小説ばかりにお世話になっている私にとって文字を読むことは当たり前の行為です。そしてここで文字を書くことで、読んでもらえる(少なくとも姉とシュガさんには!)ことも当たり前のように感じています。 でも、書物の良いところは「当たり前」の感覚をいつでもぶち壊してくれるところです。「プルーストとイカ」での体験は自分の考えを大きく変えてくれるものでした。「はじめに」で作者のメアリアン・ウルフはこう言います。 「本書がきっかけとなって、あなたが長年当たり前と思ってきたかもしれないこと―たとえば、子どもが読み方を覚えるのはごく自然なことというような見方を考え直していただ…