朝夕の涼しさに秋を感じる頃 二十四節気では今日から『白露』の候。朝夕は涼しく、草花には朝露が光り、陽の光は穏やかに。暑さに押しつぶされそうだった夏を懐かしみながら、日中の過ごしやすさに心地よさを感じる頃である。 江戸時代の『暦便覧』には「陰気やうやく重りて、露にごりて白色となれば也」と記されている。 古代中国の五行説では「春夏秋冬」を「青春・朱夏・白秋・玄冬」と表した。芽吹きの春は青で、実りの秋は白というわけだ。季節を表す「白」と、初秋の夜明けをを感じさせる「露」。白露には初秋を象徴する二文字が使われている。 さて、今年の実りの秋はどんな姿で挨拶をしてくれるのだろう。豊作であってくれればいいの…