今月22日から明日28日まで奈良県明日香村では、高松塚古墳壁画の本物の公開が行われています。ガラス窓越しですが、飛鳥美人、玄武、白虎などが見られるようで羨ましい限りです。 こちらは、今回も近隣の寺社の話です。普門庵というお寺と大麻止乃豆乃天神社です。 普門庵は、庵と名乗っているとおり、小さな臨済宗のお寺です。延宝8年(1680)に地頭の朝倉織部正豊が当地に、観音堂を建立したことに始まります。以後地元民の篤い信仰心によって観音堂が維持されてきました。 その後堂守が入りましたが、急逝などの経過をたどり、平成に入って、現在の住職が普門庵を再興し、臨済宗大徳寺派に所属しています。 「普門」とは普く門戸…