▶放送大学はいろんな刺激を与えてくれる。「化学構造論」や「化学反応論」を見ながら(この見ながらが現実)、分子や原子の世界の学問である「化学」では電子の状態を考えること、つまり電子の振る舞いを量子力学で整理することが重要であると、今更ながら知らされる。 ▶量子力学は原子や分子の世界を解釈する優れたアイテムである。20歳のころからその理解に何度もチャレンジしたがその山は私が登ることを許さない。量子力学の山を下から眺めるか、隣の山の麓でうろうろ(量子化学の応用部分を利用した程度)してきた。 ▶今回70歳を過ぎてもう一度「登り始め」の所だけでも挑戦してみようと思った。「登り始め」とは「前期量子論」とい…