こんばんは、紫栞です。今更ながら松本清張の『点と線』を読んだので少しまとめようかと思います。 あらすじ割烹料亭「小雪」の女中二人と「小雪」の常連客で機械工具商会を経営している安田辰郎の三人は、東京駅の13番線ホームから向かいの15番線ホームに同じ「小雪」の女中“お時”が男性と夜行特急列車【あさかぜ】に乗り込む姿を目撃する。数日後、“お時”とその男性・佐山は香椎の海岸で情死体となって発見された。博多の刑事・鳥飼は、佐山が持っていた車内食堂の受取証が“御一人様”になっていたことから情死事件に疑問を持ち、一人捜査を開始する。佐山は現在捜査中の産業建設省の汚職事件の関係者だった。汚職事件を追っていた本…