今回は「大国主命」をキーワードとし、荒神谷遺跡や国譲り神話、そしてスサノオとのつながりや水とつながる竜宮界を紹介する。※本記事は通説と異なる内容を含みます ■荒神谷遺跡で見つかった358本の銅剣島根県の東部に荒神谷遺跡はある。1983年の調査で発見された。斐伊川(ひいかわ)が宍道湖に流れており、その宍道湖の西岸に連なる丘陵に挟まれた谷あいに荒神谷遺跡は位置する。名前の由来は遺跡の南側に「三宝荒神(さんぽうこうじん)」が祭られていることに由来する。全国での銅剣の出土は、荒神谷遺跡発見までは総数として300本あまりと少なかった。しかしこの遺跡によって一挙に358本もの銅剣が新たに発見された。銅剣は…