大切な人を亡くした後、どう生きるか 元読売テレビアナウンサーの清水健さんと対談することになった。清水さんは、妻を乳がんで亡くしたシングルファーザー。家事や子育て、PTA、地域活動などに悪戦苦闘しながら踏ん張って生きている。 対談を前に、清水さんの著書「笑顔のママと僕と息子の973日間」(小学館)を読んだ。 78ページに、家事や子育てを手伝ってくれる母親との確執が綴られていた。 「もう放っておいてくれ。オレの子だ。オレが全部やる」 母は涙を拭うと、荷物をまとめて出て行った。 僕にも、まったく同じ経験があった。 母親に頼らざるを得ない状況なのに変な意地を張る。強がる。 そして、自分を追い込み、また…